Sand Castle

浜田省吾 Sand Castle歌詞
1.君に会うまでは

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

腕組み歩くよ 夜の町 二人
踊り疲れて 少しだけ お酒も飲んで
最終電車に 遅れないように
いつもは もう駅への道を歩いている頃なのに

今夜は そっと時計を君はバッグにしまい
僕も気付かない振りで どこまでも 歩くよ

古い橋の上から 電車が行くのを見ている
少し 震える君の肩先“僕のセーターかけなよ”

君に恋して気付いた 僕はまだ子供だと
それとも 初めて自分を 見つけたのかな

またひとつ町の灯り 消えてゆくよ
愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは


2.君の微笑

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

雨の日の昼下り 僕等は めぐり逢い
二度目のデートの夜 恋に落ちたよ
やがて二人 暮し始め まるで映画で観たよな
“おかえり”と“おやすみ”のくちづけの日々
でも 君 この頃 ふっと黙り込む
まるで夢から醒めたように

お願い 今は何も言わずに信じて
やさしく微笑む 君の眼差し
それだけ 見ていたい 僕さ

僕の仕事 ささやかな夢だけに 支えられて
何ひとつ 約束も 出来ないままで
肩を寄せて 帰り道 暗い横顔 見てると
どうしていいのか わからなくなる
「ねぇ しばらく 別れて 暮そうか?
それとも……あゝ このままじゃ」

お願い 今は何も言わずに信じて
やさしく微笑む 君の眼差し
それだけ 見ていたい 僕さ


3.散歩道

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

雨上りの街角 雫流れる ショウウィンドウ
あの娘にセー夕一買ってやりたくて ポケットさぐれば
小銭が少し そしてため息ひとつ

ケンカするたび 僕は
「悪いのは みんな君だよ」と思い込ませた
哀れなあの娘 涙に濡れて
「どうして いいのか わからない」とうつむいた

悲しい夢を見た
僕の名を呼ぶあの娘が
誰かに 連れ去られてく夢
ラララ…悪いのは僕
許して悲しい想いさせて

小さな (ともしび) を吹き消した夜
あの娘は朝まで泣きどおしで泣いた
ラララ…悪いのは僕
許して悲しい想いさせて

駅前の並木道 あの娘の好きな黄昏
悲しいことは 何も無かったような笑顔で
僕の肩に頭をのせて帰る 散歩道


4.いつわりの日々

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

愛の言葉を君にささやく
だけど今は意味などない
恋人達がそっと夜のとばりの中でかわし合う
愛に満ちた言葉と どこか違ってる
傷つけ合わずに ただ過すだけ

※GOOD-BYE DARLIN' GOOD-BYE MY LOVE
いつわりの日々 背中をむけたまま眠る夜
GOOD-BYE DARLIN' GOOD-BYE MY LOVE
別々の夢 君は安らぎを 僕は自由を※

愛を誓った白い教会(チャペル)の
鐘の音今でも聞こえるのに
僕のために作った食事はさめてゆき
君は無口になり
君のために創った愛の歌の歌詞さえ
今はもう僕には思い出せない

GOOD-BYE DARLIN' GOOD-BYE MY LOVE
途切れた愛の理由(わけ)を探してもわからない
GOOD-BYE DARLIN' GOOD-BYE MY LOVE
苦しい時期(とき)を二人寄り添って
ここまで来たのに

(※くり返し)


5.愛という名のもとに

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

ごらん街の灯りが消えて行くよ
もうすぐ始発が走り出す
さよならだね
君の肩を抱くことも出来ないまま…
ドアの前に ふたつのスーツ・ケース
鍵は机の上

眠れぬ夜は電話しておくれ
ひとりで 朝を待たず
真夜中のドライブ・イン 昔のように
急いで 迎えに行くよ

いつの間にか二人 ベッドの中
時計の音だけ聞いてたね
互いに欠けてる夢の色を
別の何かに 置きかえて
今は二人
別れて暮らす他に答はないけど

眠れぬ夜は 電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
恋人達が胸を ときめかせ
寄り添い迎える朝を

眠れぬ夜は電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
愛という名のもとに なくした
無邪気な君の笑顔を
無邪気な僕の笑顔も


6.朝のシルエット

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

ブラインドから射し込む
朝の陽射しに手を翳す君
白いシーツに陽灼けした肩
おれのせいだね 口づけの跡 眩しいよ
踊る君に魅せられて
抱いた夜の魔法の中で
A MAN LOVES A WOMAN I DON'T KNOW WHY
何故 男は女を求めるのだろう
失した恋の傷跡 いやせないで
落とした涙も まだ乾いてないのに
名前の 他には何も知らない
君の瞳に愛を探してる

昨夜飲んだ安物の
ジンのせいかな 頭(あたま)痛むよ
君は熱いコーヒ ベッドに運んでくれる
おれのワイシャツ 肩にかけて
どうかやさしくしないで
つらい「さようなら…」を言うのが
A MAN LOVES A WOMAN I DO'NT KNOW WHY
何故 男は女を求めるのだろう
テレフォン・ナンバー どうか教えないで
恋の終りの悲しみ知り過ぎているから
君の ぬくもり それだけでいい
愛にたどり着けなくても


7.丘の上の愛

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

笑顔ひとつで君はどんな恋でもたやすく手に入れた
でも誰ひとり愛さず ただのボーイフレンド遊び相手
貧しさの中で こわれて消える愛の生活は嫌だと
まるでショーウィンドゥに自分を並べるように
着飾って誰かを待ってた

※愛が買えるなら その涙の理由を教えて
愛が買えるなら ため息の理由を聞かせて
いつわらずに※

君がただひとり心を奪われた あいつはまだ若く
夢の他には何も持たない貧しい学生
だけど九月の雨の夜君は丘の上に住む誰かの
氷のような腕に抱かれて 未来を手に入れた
愛とひきかえに

(※くり返し)

夜毎冷たいベットで夢見る
丘を駆け降りてく夢
愛しい人のもとへ戻ってゆくがいい
愛だけを まっすぐに見て

(※くり返し)


8.片想い

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

あの人のことなど もう忘れたいよ
だって どんなに想いを寄せても
遠く叶わぬ恋なら

気がついた時には もう愛していた
もっと早く「さよなら…」言えたなら
こんなに辛くは なかったのに

あゝせめて一度だけでも
その愛しい腕の中で
「このまま 傍に居て 夜が明けるまで」と
泣けたなら…

あゝ肩寄せ歩く恋人達
すれ違う帰り道
寂しさ風のように
いやされぬ心を もて遊ぶ

あの人の微笑 やさしさだけだと
知っていたのに それだけでいいはずなのに
愛を求めた片想い


9.陽のあたる場所

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

寂しさに たやすく恋に落ちた
二人の夜を重ねることに
ためらうことなく

僕のもうひとつの愛の暮しに
ふれないように逢うたび二人
ふざけてばかりいた

愛だけを見つめ 季節は過ぎてゆく
愛だけを見つめ 悲しみ深くなる
奪うだけ奪い 何ひとつ君に与えられない僕を
誰よりも許せずにいるのは僕さ

もう二度逢うのはよそう
君の人生を引き裂く前に…

愛だけを見つめ 季節は過ぎてゆく
愛だけを見つめ 悲しみ深くなる
もしも この愛に形があれば伝えられるのに
偽りのかけらも無かったことを


10.愛しい人へ

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

君を この手に 抱きしめた時
初めて 誰の為に 僕が
生まれて来たのか わかった

失くした愛も こわれた夢のかけらも
すべて その腕に かかえて
僕についておいで

冷たい夜の暗闇の中
風の音にさえも おびえて
君は今日まで
この町 ひとり 生きてきた
でも もう 泣かないで
僕が 傍にいるから

友達のように
いつも遠くで見ていた
ふれようとしたけど
失うことが こわかった

愛はいつも 傷つくだけの
寂しがりやのゲームだと
僕は君を 愛するまで
そう信じてた おろか者さ
ひとりぼっちの…

愛はいつも 失うだけの
寂しがりやのゲームだと
僕は君を 愛するまでは
そう信じてた ひとりぼっちで